Jazz Alternative

ジャズとその周辺音楽への旅

“ マン・メード・オブジェクト ” 僕たちはアコースティック楽器でエレクトロニック・ミュージックを再現している。 / UKシリーズ

GoGo Penguin / Man made object / 2015年
ゴーゴー・ペンギン / マン・メード・オブジェクト / No,1231

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ゴーゴー・ペンギンをもう一枚いこう!

昨日の “ V2.0 ” の次作。
なんと、ブルー・ノート・レーベルに移籍しての第一弾。

 

「(アルバムは)ロボット工学、トランスヒューマニズム、そして人類の増強に対する僕の興味に一部インスパイアされているんだ。僕たちはアコースティック楽器でエレクトロニック・ミュージックを再現している。まるで人間になった〈マン・メイド・オブジェクト〉、つまり人工物だよ。だからこそ、この言葉がアルバム・タイトルに相応しいと考えた」

確かに彼らの演奏は、ジャズをベースにしながらもテクノやハウスに近いフィーリングを内包しており、どこか人工物のように聴こえなくもない。そして実際に、収録曲の多くはLogicやAbletonといったシーケンス・ソフトで作ったスケッチを基に制作したのだという。ジャズ・プレイヤーというよりもトラックメイカーに近い制作プロセスを踏むことで、普通にスタジオでセッションを重ねても到底思いつきそうにない複雑なフレーズをラップトップ経由で手繰り寄せ、それらを「手足を失った人が義肢を使うのと同じように」(クリス)ピアノ・トリオの様式へとトレースすることで、プログラミングでは表現不可能なダイナミズムを生み出している。それがゴーゴー・ペンギンの持ち味だ。


前作に比べて、ベースの存在感が増したようだ。
それにより、よりプリミティブな魅力が増したというか、
より音楽性の幅と、ワイルドさを手に入れた。

全員が、まだ20代という若さで、
ピアノトリオという険しき道を選んだ彼らに、
ついに名門ブルーノートが門を開いた。

耽美的で、メランコリックでドラマティックな世界観はそのままに
さらに表現の方法を進化させた力作。

いまの、ドン・ウォズ率いるブルーノートの
懐の深さ、強さ、
あるいは商売の上手さ(めちゃ褒めてる)を痛烈に感じる。

Piano – Chris Illingworth
Bass – Nick Blacka
Drums – Rob Turner


GoGo Penguin - All Res (Official)


GoGo Penguin - Branches Break (Radio Edit)

Man Made Object

Man Made Object

  • ゴーゴー・ペンギン
  • ジャズ
  • ¥1600
MAN MADE OBJECT

MAN MADE OBJECT