Jazz Alternative

ジャズとその周辺音楽への旅

“ The Jimi Hendrix Award ” それってロックでは ?! / ニル・フェルダー

Nir Felder / Golden Age / 2014年
ニル・フェルダー / ゴールデン・エイジ / No,1316f:id:kingt4nikola:20191108190025j:plain

最近は、ギタリスト探偵と化してるオイラです。
いましたよ旦那、活きのいいのが!

ていうかね、AppleMusuic にこのアルバムがずっとなくて、
しびれを切らせてSpotifyのぞいたら、あっさりあったんです。
(参加アルバムは、何枚も紹介してるのよ

ニル・フェルダーは、こんな人。

ニール・フェルダーは、これまでにエスペランサ・スポルディング、テリ・リン・キャリントン、ホセ・ジェイムス、ミシェル・ンデゲオチェロといったアーティストや、スタンリー・クラーク、ジャック・ディジョネット、ブラック・シープら敏腕ミュージシャンとの共演で知られてきた。爽やかなルックスもさることながら、2005年にバークリー音楽大学を奨学生として卒業。 在学中には「The Jimi Hendrix Award」を受賞するなど、実力の上でも2005年のデビュー以来、注目を集めてきた。およそ10年のキャリアを経て発表する自身初となるリーダー・アルバム。 アーロン・パークス(p)、マット・ペンマン(b)、ネイト・スミス(ds)といった、NYのジャズ・シーンで活躍する 同世代のミュージシャンと共に若々しいプレイを繰り広げている。

 さて、初リーダー作のこのアルバム。
1曲目、2曲目と普通のポピュラーというか、これってジャズ ?! な感じ。
しかし、3曲めかあたりからニルは本性を出してくる。

ちょっと聴いたことないギタースタイル。
ありえないフレーズの嵐。

「え、一体何やってるの?」
「もうワケわかんない、この変態〜!」て感じ。
変態は、もちろん褒め言葉です、最上級の。

いいわ〜このひと。
ストラトキャスターでジャズをやるというところも好き。
弾いてる姿もロックぽいというか、よくそんな低いポジションで弾けるな〜と感心するほど。

手足が長いスパイダー体型というか、指も長くてきっとほんとに蜘蛛が動くように指が自在に動いてる感じ、なんか映画「蜘蛛の巣を払う女」を思い出した(関係ないが)。

かといって、演奏はきっちりジャズの中に収まってるし、
なんなら、どちらかというと全体的に爽やかめで聴きやすい。
ワケ分かんない幽玄の世界や、ノイズの世界にいっちゃわない。

速弾きのソロは飽きないし、もっと聴いていたいけど、そうそう弾きすぎない。
好みだ〜ニル・フェルダーのギター、もっと弾いてくれ。
とうぶん、追っかけるよ。

Guitar, Producer, Written By – Nir Felder
Bass – Matt Penman
Drums – Nate Smith
Piano – Aaron Parks


Nir Felder - Slower Machinery (from "Golden Age")

open.spotify.com

GOLDEN AGE

GOLDEN AGE

 

 

ECMらしからぬ一枚。刮目せよ、これが現代ジャズの最高到達点! / ヴィジェイ・アイヤー・セクステット

Vijay Iyer Sextet / Far From Over / 2017年
ヴィジェイ・アイヤー・セクステット / ファー・フロム・オーバー / No,1315f:id:kingt4nikola:20191110183137j:plain

月曜日のヴィジェイ・アイヤー、風邪を吹きとばせ!

ここ最近、ヴィジェイの作品は、ソロあるいはトリオだった。
しかし、ついに管楽器が帰ってきた。
しかも、いきなり3管。セクステットですよこのアルバム。

いや〜こんなスタイルを待ってました。
文句なしにカッコいい。

ECM総帥マンフレート・アイヒャーが、よくこれ許したなてくらい暴れっぷり。(音圧は相変わらず低いけど)
てか、アイヒャーからは全幅の信頼があるのかもねヴィジェイ・アイヤー。

ジャズ雑誌として最も権威ある “ ダウンビート誌 ” の批評家投票で、
ECMレコードとして最優秀レコード・レーベル賞、
マンフレート・アイヒャーは最優秀プロデューサー賞、
そして、ヴィジェイ・アイヤーは、最優秀アーティスト賞、
彼のセクステットがグループ部門でも受賞を果たしている。

ん〜納得!文句なし。
こんな、刺激的なアルバムは、そうそうないよ!
どっからの文句も出ないほどの最高傑作だと思う、このアルバム。

風邪引いてる場合じゃないぞ!と
背中をぶっ飛ばすような痛快な一枚。
か〜痺れまくる。

これは、アナログ盤で手に入れたい2枚組だ。

Piano, Electric Piano – Vijay Iyer
Cornet, Flugelhorn, Electronics – Graham Haynes
Alto Saxophone – Steve Lehman
Tenor Saxophone – Mark Shim
Bass – Stephan Crump
Drums – Tyshawn Sorey


Vijay Iyer Sextet – Far From Over (Teaser)


Vijay Iyer Sextet - Far From Over (Teaser #2)

Far from Over

Far from Over

  • Vijay Iyer Sextet
  • ジャズ
  • ¥1900
Far From Over

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  • アーティスト: Vijay Iyer Sextet &ヴィジェイ・アイヤー
  • 出版社/メーカー: ECM Records
  • 発売日: 2019/03/29
  • メディア: MP3 ダウンロード
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深まりゆく秋に沁みる キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン “ ジャスミン ” / 週末クワイエット

Keith Jarrett & Charlie Haden / Jasmine / 2010年
キース・ジャレット&チャーリー・ヘイデン / ジャスミン / No,1314

f:id:kingt4nikola:20191109102820j:plain

みなさま、体調大丈夫ですか。
オイラは、風邪が治りきりません、あ〜長い一週間だった。
みなさまもご自愛ください。

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ECMのジャケット、似たようなデザインで区別つかない問題 / ドミニク・ミラー / 週末クワイエット

Dominic Miller / Absinthe / 2019年
ドミニク・ミラー / アブサン /  No,1313f:id:kingt4nikola:20191108200239j:plain

昨日紹介したギタリスト ドミニク・ミラー、本気です。

昨日のアルバム “ 5th House ” は、2012年だったけど、
それから14年16年と1枚ずつ出し、17年にはなんとECMデビュー。
このアルバムは、ECM第2弾。

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ドミニク・ミラーは、91年からスティング・バンドを支える超ベテラン・ギタリスト / 週末コンフォート

Dominic Miller / 5th House / 2012年
ドミニク・ミラー / 5th ハウス / No,1312f:id:kingt4nikola:20191107115126j:plain

金曜日、きょうはちょっと一日早い週末コンフォート。
(ちょっと風邪がひどくて気力弱々)
これは、昨日まで紹介のヤロン・ヘルマンも参加してるアルバム。

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“ Blue Note ” 第二弾は、ポストロック、エレクトロ、ミニマルそしてジャズのハイブリッド / ヤロン・ヘルマン

Yaron Herman / Y / 2017年
ヤロン・ヘルマン / ワイ / No,1311

f:id:kingt4nikola:20191106135322j:plain

ヤロン・ヘルマン、Blue Note 第二弾!

今度は、ちゃんとBassも入ってる。
ピアノ・トリオにヴォーカルを加えたスタイルだけど、電子音や後処理効果も加えられているし、ベース音も重低音で今風だ。

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“ Blue Note ” 移籍第一弾は、ドラムとの対峙が楽しいデュオ、進化している / ヤロン・ヘルマン

Yaron Herman / Everyday / 2015年
ヤロン・ヘルマン / エブリデイ / No,1310

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ヤロン・ヘルマン昨日紹介のアルバム “ A Time for Everything ” 以降、ヨーロッパの名門ACTに移籍して2枚。

そして、ついにこのアルバムは“ Blue Note ” に移籍しての第一弾となっとります。
出世街道まっしぐら?!

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16歳でピアノを始める?! 中二病より遅いぞ! / ヤロン・ヘルマン

Yaron Herman Trio / A Time for Everything / 2007年
ヤロン・ヘルマン・トリオ / ア・タイム・フォー・エブリシング / No,1309f:id:kingt4nikola:20191105072035j:plain

また、ちょっと変わったピアニストを見つけた。
このひともイスラエル勢、1981年生まれヤロン・ヘルマン。

経歴が、また変わっている。

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ECMでのヴィジェイ・アイヤー・トリオは、ジャズ・メディテーションへの最適解だ。

Vijay Iyer Trio / Break Stuff / 2015年
ヴィジェイ・アイヤー・トリオ / ブレイク・スタッフ / No,1308f:id:kingt4nikola:20191104053916j:plain

月曜日の、ヴィジェイ・アイヤー。
きょうは、ECMに移っての2015年のアルバム。

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レベッカ・マーティンの “ 実りくる季節 ”、まさに今にピッタリのアルバム / 週末クワイエット

Rebecca Martin / The Growing Season2008年
レベッカ・マーティン /  ザ・グロウイング・シーズン / No.1307

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静かな週末のための音楽、週末クワイエット。

きのう、レベッカ・マーティンを紹介したけど、
「いつものレベッカ・マーティン」とか書いて、じつはほぼ紹介してなかったことに気がついた。紹介したのは、これ だけだった ↓ 。

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盟友、レベッカ・マーティンとギレルモ・クラインのコラボレーション、デュエットもあり / 週末クワイエット

Rebecca Martin&Guillermo Klein / The Upstate Project2017年
レベッカ・マーティン&ギレルモ・クライン /  ザ・アップステート・プロジェクト / No.1306

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静かな週末のための音楽、週末クワイエット。
火曜日に紹介した “ Bienestan ” でアーロン・ゴールドバーグと
素晴らしい仕事をしてたギレルモ・クラインのこれまた異色のコラボ作品を一枚。

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ギターテクもさることながら、アレンジメントのセンスが冴える一枚 / ロブ・ラフト

Dave O'Higgins&Rob Luft / O'Higgins & Luft Play Monk & Trane / 2019年
デイブ・オヒギンズ&ロブ・ラフト / オヒギンズ&ラフト・プレイ・モンク&トレーン / No,1305

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ロブ・ラフト 続きます。
といっても、音源少ないのでこれで終わりですが。

このアルバムは、この10月に出たばっかりの作品。
ふたりともUKのミュージシャンということもあり、
情報があまりないです。Google翻訳ワケわからん。

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期待の超新星!ロブ・ラフト、西アフリカからブラジルまわって音の世界旅行!

Rob Luft / Riser / 2017年
ロブ・ラフト / ライザー / No,1304

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ここらで、ギターに帰るよ!

ギターを追っかける言いながら気がつくとピアニストを追っかけてるのは、
最近なかなか、これ!ってギタリストに出会えていないからにほかならない。

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2000年、新生ジョシュア・レッドマン・カルテットの完璧な一枚。

Joshua Redman / Beyond / 2000年
ジョシュア・レッドマン / ビヨンド / No,1303f:id:kingt4nikola:20191029225945j:plain

アーロン・ゴールドバーグのちょっと昔のプレイも聴いてみよう。

これは、アーロンがジョシュア・レッドマンのグループへ初めて参加したときのアルバム。レコーディング時は、ちょうど20年前ということになる。

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哀愁と洗練、幾何学的で小粋、インテリジェンスな遊び心満載の秀作 / アーロン・ゴールドバーグ &ギレルモ・クライン

Aaron Goldberg - Guillermo Klein / Bienestan / 2011年
アーロン・ゴールドバーグ - ギレルモ・クライン / ビエネスタン / No,1302f:id:kingt4nikola:20191028213758j:plain

先週金曜日に紹介したピアニスト、アーロン・ゴールドバーグの
ちょっと毛色の違ったアルバムを。

このアルバムは、アーロンがアルゼンチン出身の鬼才ギレルモ・クラインと組んだダブルヘッダー作。

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